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扉の開いてる籠の鳥
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10月10日と11日に新潟は三条市にて削ろう会第24回大会が開かれました。上條先生も参加されるらしくお邪魔してみました。
はて、削ろう会?って方もいるでしょう。削ろう会とは大工道具の鉋を用い、より薄く、より幅広く、より長い鉋屑を出そうとする職人の集団です。


三条市に入るととこどこに削ろう会の看板が、迷う事もなく会場へ。会場内には枕木が並列されており削り材は各自で用意するらしい。やっぱり先生は木曽檜の大トロ持参だろう。


とはいっても初日は鉋削りではなく3つの特別競技がおこなわれました。
まずは左写真の釘一発打ち込み。先端だけちょい刺した釘をズガンと一撃で沈める競技。自分もやってみたが釘が折れ曲る。
中央写真がノミ十字穴あけ。メスを渡されノミで現物合わせの穴あけです。今は機械で一瞬の時代ですが手仕事となると職人でも30分以上かかる仕事です。
最後に右写真の鋸留め切り競技。そのまんま鋸で留めにきり枠をつくります。シンプルなだけに誤魔化しがきかないかも。優勝者はめちゃきれいな仕上がり、自分と同じぐらいの歳の大工さんでズバ抜けて上手でしたよ。


さぁいよいよ2日目、大将の大鉋パフォーマンス。平然とひいてますが相当抵抗が強いらしい。てか鉋身どーやって研いでんすか?何か腱鞘炎なっちゃいそう。これだけ幅広の板目材だと反りの力もハンパ無いので補強のサネが必要みたいです。大鉋の重量も相当、スケールがちゃいます。


先生の寸八鉋がズラーリ。手前の削ろう会と銘の入っている鉋身は碓氷健吾氏がうったらしい。先生は殆ど競技には参加されず鉋仕込み方を教えてたり、見学者にガンガン鉋ひかせて楽しんでいました。自分も実際初めて先生の鉋をひかせて頂きまたよ!何と言うか鉋が吸い付く感じ、削り肌もテラッテラ。右の写真が4ミクロンの鉋屑。もうピンとこない数字ですわ、鰹節も真っ青。鉋身、鉋台、砥石、木材、そしてそれを生かしきれる技術があってこそのこの削り屑。屑がその人を語る。

”削ろう会”職人ばかりで固そうなイメージありましたけど実際オープンで互いに技術を認め合い和気あいあいとした雰囲気です。最初自分は緊張しまくってガチガチでしたけど上條先生は変わらず気さくで上松そのままな感じでした。
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