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扉の開いてる籠の鳥
2024/11月
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はやいものでブログ野郎もちょうど1年。あとんす。

8/1 百名山30座目は笠ヶ岳
笠(ヶ岳)は県境に掛からない純粋な岐阜県の最高峰の山だ。
山頂は笠の形を成し他の山からもよく目立つ。
先週登った黒部五郎岳からもすぐ笠だと目についた。



5:20 中尾高原口 標高970m
さて、笠には日帰りできそうなコースはこの中尾高原口ルートと新穂高ロープーウェイ乗り場からの笠新道の2つがある。笠新道の方が標高差が少なく一般的だ。
折角なので健脚者むけの中尾高原口ルートからアタックします。
純粋な標高差1928mは自身初。登りコースタイム9:30。大丈夫か?汗



5:27 登山口
8月でももう辺りはけっこう明るい。
閑散としていてやはりこのルートを利用する人は少なそうだ。
下手したら今日は俺だけの可能性もある。気を引き締めていこう。



5:50 クリヤ谷
このルートは3回程徒渉しなければならない。
北海道の幌尻岳では膝上まで水に浸かった。あの雪解け水はヤバかったなー。
事前に登山指導センターに問い合わせたところ、石の上を渡っていく程度の水量とのこと。徒渉用の靴を持ってこなかったので助かりました。



徒渉を続けると迫力の岩塊・錫杖岳がみえてきた!
ロッククライミングで有名らしいがその絶壁ぶりは人を寄せ付けない風体だ。
どうやら普通に登山コースもあるらしい。実に興味深い。



6:45 クリヤ谷最終水場
小腹も減ったので小休止をいれる。
この少し前に単独登山客2人に出会った。鍛えられた足をしている。
やはり健脚者でないとこのコースはなかなか挑めないと思う。



水場を過ぎると勾配がきつくなりガスも濃く漂いはじめる。
熊笹が生い茂る道にズボンはぐっしょり、靴も湿りつつある。

こういうガスが掛かってて長丁場の山を登るときにはあと何キロだとか次の休憩のことは考えない方がいい。余計辛くなるだけ。楽しいことを考えて登ろう!
もうネタが無いほど考え尽くしたのなら無心で登るべし。
そう、無我の境地です。俺は最近その域に達しました。
しかし今回は「今日持ってきたタオルが昨日平湯の温泉で使ったタオルで、汗を拭くたびに強烈な硫黄臭が襲ってくる」ことばかり考えてました。



左から?、クルマユリ、タカネニガナ。



8:15 おそらく雷鳥岩付近
ここまでに下山客に数名出会う。
この辺りがガスが濃いだけで山頂は晴れていたとのこと。
値千金の朗報、ざわざわ。山の天気はすぐ変わる。休憩もほどほどに先を急ぎます!



ややもすると尾根道にとりつく。と同時にガスが晴れはじめる!
テンション上がるわ。さぁここからはガスと俺とのガチレース。
北海道では何度も痛い目にあったが、今回は緩めない。



笠ヶ岳山頂は目前だ。道はいつしか瓦礫帯と変わり歩きづらくなっている。
北西からは冷涼な風が吹き上げてきて心地よい。疲れも和らぐ。



9:07 笠ヶ岳山頂 2898m
雲海に浮かぶ槍をバックに一枚。やっぱ槍はかっちょいー!
所要時間3:47はコースタイムの4割を切る!なかなか出せる数字じゃない。
この調子なら百名山全日帰りも夢じゃなくなってきたぞ!



緩やかに続く尾根道の先には抜戸岳。帰りはこの新笠道を下ります。



奥穂高、そして中央には大キレット。
最近カメラのレンズに入ったの埃が目立つなー。折角の写真も残念だ。



クリヤ谷で出会った2方も到着。お疲れ様!
同じ難コースを登った人は親近感が湧きますよ。



10:40 下山開始
山頂直下には笠ヶ岳山荘があります。
入り口には残雪でキンキンに冷えた飲料類。素敵な山価格です。
誘惑に負けそうになるわ。んーがまんがまん。



また来るよ〜!



抜戸岳に寄り杓子平まで下る。ここは高山植物で彩られている。
途中おじさんに「茶碗の様な音鳴らしながら下るねー」と言われる。
普段から鈴を2つ備えてるので確かにうるさいかも。失礼しました。
そういえばそのすぐ前にも登山客に「雷鳥に会えましたか?」と聞かれた。
今思うと遠回しに鈴の音のことを注意してくれたのかな?
いやはや、もっと周りに気を配るべきでした。反省します。



左上からチングルマ、シナノキンバイ、ハクサンフウロ、シモツケソウ、オオバギボウシ。



13:10 新笠道登山口
こっからは車道。てくてく。



13:40 新穂高ロープーウェイ乗り場
車はまだ3km先。タクシー、バスは乗らずひたすら歩く。
14:10 中尾高原口に帰着。長いアルバイトだった〜。



帰り上宝村の青空市場でスイートトマトを購入。
疲れた&渇いた体に染み込む甘さ。おばちゃんの目の前で全部たいらげました。

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7/31 今日は北アルプスの南端、焼岳に登ります。

焼岳は北アルプス唯一の活火山で山道には硫黄臭の漂うところも。
過去には火口から1km以内を立入禁止していたが、20年ほど前に緩和され今では山頂一角の北峰まで足を運ぶことができる。

昔、親父も山をやっていたらしくこの焼岳にも登った話を聞いた記憶がある。
噴煙をあげるその山を見上げ、小さい頃の自分は少なからず恐怖を感じていた。
何故そんな危険なとこへ親父は行ったのか?と疑問にも思った。

自分には無関係だと決めつけ20数年生きてきたが人は変わるものだ。
過去の自分は今この自分の姿を想像だにしてないだろう。いや、ほんと。笑



中尾温泉側の林道終点が登山口。標高約1200m。
生憎の曇り空だが天候は昼頃から回復するみたいだ。
なので遅めの8:00に登山開始。さぁ、親父の足跡を歩んできます。



8:20 白水の滝
物静かな樹林帯のなかジグザグに開かれた急登を進む。
今回のルートは4〜5km程と短いのでのっけからフルパワーで駆け上がってます。
標高差約1250mを考えると終止急勾配が続くだろうが何とかなるさ〜。



9:00 秀綱神社
この辺りで道が緩くなる。手を合わせ先を急ぎましょう。
すぐ山小屋との分岐にぶつかる。寄ることも無いので右の旧道へと進む。



9:15 中尾峠
ガスが遮ってますがここらは樹林帯を抜け高山植物が自生している。
他のルートとの合流点にもなっていて大勢の登山客が足を休めてます。



中尾峠からすぐ植物の姿は消え、無機質な荒れた山肌へ。
切れ立った箇所もあり悪天時は要注意だ。おそろしや。
ガレ場とザレ場の合わさった道は決してやさしくない。



9:42 焼岳山頂 2444m
ガスっていてもやはり北アルプス、頂上も登山客で賑わしい。
この北峰が焼岳で登れる最高点ですが、南峰が実際の最高点2455m。
三角点も南峰にあるが立入禁止。三角点ハンターには歯痒いだろうね。
休憩をとらずに登ったので昼飯がてら晴れるまで気長に粘ってみます。



1時間ほどすると陽の光が!待ち望んでた光景にみんなが湧き立つ!



焼岳は火口湖を取り囲む荒々しい山容。
かつて親父が見た光景と変わりは無いのだろうか。



山頂付近各所でガスが噴き出し、硫黄の臭いで充満している。
登山道すぐ脇から噴き上がるとこでは火山の凄まじさを覚える。



11:10 帰路につく。
すっかりガスも晴れ登りでは見渡せなかった光景を楽しみつつ下る。



あれが上高地だ。



中尾峠から見返す焼岳。



左からミヤマノアザミ、ミヤマコウゾリナ?



初めてみましたヒカリゴケ。さっそく覗いてみましょう!




おー!エメラルドに光ってるぞ!これは綺麗だ。

調べてみるとヒカリゴケは自ら発光しているのではなくレンズ状の細胞の反射で光って見えるらしい。要は道路標識と同じということかな。
これはお勧め!みんな〜来てみて!

7/25 快晴のもと今回目指すのは黒部五郎岳。
そろそろ北アルプスを制していくに当たり、初陣は黒部、あなたです。

黒部五郎?とは言っても黒部五郎さんが開拓した山とかじゃない。
富良野に住んでるおじさんでもない。それは黒板五郎。
古い方言で岩場をゴーロと呼び、黒部村のゴーロから黒部五郎となったらしい。
野口五郎も同じ要領だ。



6:10 岐阜県の山ノ村から有峰湖へ抜ける飛越トンネルが登山口。
今回は片道約14kmの長丁場。コースタイムは登りだけで9時間弱。
標高差1300m程。さぁ眠い目こすって出発だー!



1時間ちょい歩くと鏡池平に。散策道といった感じで歩きやすい。
ニッコウキスゲが咲き誇ってます。



7:40 寺地山 1996m
結構歩いたが標高は稼げていない。
ようやく辺りが開け、目の前に北ノ俣岳。右奥に黒部五郎岳がみえてきた!



8:10 北ノ俣水の平
多数の池の間を渡り木が敷かれよく整備されている。
腹も減ってきたのでバナナを1本ほおばる。
この辺りからようやく登りといった感じだ。振り返ればそこには白山!



急登を登りきった北ノ俣岳の肩にはハクサンイチゲのお花畑。
北ノ俣の山頂は目の前だ。



9:10 北ノ俣岳 2661m
なかなか順調なペースでここまでこれた。
黒部五郎岳までは目測3kmちょいといったとこか。
しかしここからは尾根道でグッと降下することになる。



北側にはこれまた百名山の薬師岳。険しい山模様。
近いうちあなたの所にもお邪魔します。覚悟なさい。



ひんやり。



10:10 中間のコルで小休止。
ここまで十数名の登山客と出会ったが薬師・黒部・鷲羽・水晶の縦走客が多い。
そんなん絶対楽しいに決まっている。俺もいつかやりたいなー。
さて、目指す黒部もすぐそこ!いくでー!



胸突き八丁!



10:55 黒部五郎岳 2840m
初の北アルプス、百名山28座目制覇!
晴れわたった空のもと360°のパノラマがそこに。



水晶・鷲羽・(槍)・穂高・笠ヶ岳の盟主達。



かつての氷河によって生まれた五郎のカール。



辿った道。うーん圧巻。



雷鳥を探せ!答えは最後。



薬師岳とハクサンイチゲ



左からイワツメクサ、ミヤマリンドウ。


例のごとく日帰りピストン。
途中、遠雷を確認。怯えつつも15:40飛越新道に着。

※雷鳥は真ん中気持〜ち左


7/19 梅雨明け3連休、最後の今日は木曽駒ヶ岳に登ります!

実は俺が初めて登山したのがこの木曽駒ヶ岳。
2年前上松技専生9人で上松Aルートから1泊2日の山小屋泊まり登山をしました。
何の知識も無く興味本意で参加し山をナメきってたあの頃が懐かしいです。
コースは人任せ、靴ひもの無いスニーカーで登ってたなー。んーけしからん!
体力もなく着いてくのがやっと。歩いてる間は次の休憩のことばっか考えてたし。
結局9時間もかかって山頂に着いたんだよね。ほんと辛かったのを覚えてます。

でもこの登山に参加してなかったら今の俺は山をやってないはず。
いい意味で洗礼を受けたんだろうね。
山頂で見た夕日は今でも忘らんないなー。
別世界すぎてただただ佇んでた。(俺ちっさすぎだろー)とか思いながら。

さてそんな思い出深い木曽駒ヶ岳に単独日帰り登山を敢行します!
ここ1年がむしゃらに山登った成果をみせましょう。んふー。



5:55 上松Aルート赤い橋の登山口 標高約1250m
やってしまった、目覚ましに気付かず寝坊。1時間遅れで出発っす。
すでに2台車が停まってますがおそらく前日に山に入ってる登山客だろう。



6:10 敬神の滝
ここまでは車道でさくさくっと下る。ここの標高が1180程?
木曽駒ヶ岳が2956mなので1700m以上の高低差だ!改めてやべー。
頂上までの標準コースタイムが7:30。目標は前回の半分、4:30です。



針葉樹林帯を行く。日はすでに昇ってるが上松側は西斜面のため涼しい。
歩道・標識もよく整備されていて迷うこともないルートです。
木々の間に見えますのは御嶽山であります!



7:15 5合目・金懸小屋
この小屋は建築後まだ新しく、めっちゃきれい!
中は畳で布団・非常食etcも備わっていて至れり尽くせり。
前日にここまで登って小屋泊まりってのもいいんじゃない?
小腹が減ったのでバナナ1本かじって出発だ!



前回はこの6〜7合目でくたばってた記憶が。
今回はペース考えてるし全然余裕だ。昨日の恵那山も役にたっている。
というのも、今回みたいに長丁場の山を登るとき、前日に軽めの山を登っておくと調子が上がる。多少疲れが残っても体が山モードになるのだ!(俺だけ!?)



8:25 8合目直前
向かって左の尾根道に牙岩がみえる。尖った鋭い岩の塊だ。
私の往年のギャグ「めっちゃきばいわ〜」はここから生まれたのはご存知だろう。



8合目を過ぎると森林限界に突入!視界が開けてきた。
まだ9時前だけど日差しはかなり強力だなー。ヒリヒリもんだ。



中央に鎮座するのが木曽前岳。右奥が木曽駒ヶ岳だ。
ここらで木曽前岳を巻いて木曽駒ヶ岳に向かう分岐があります。
もちろん巻き道を行った方が速くつきます。まぁでも2年前と同じコースを歩みたいため多少時間は掛かれど木曽前岳から制していきましょう!



9:05 木曽前岳2826m山頂
振り返れば上松町。技専も見えますよ!



こっからは80m程下り玉ノ窪山荘を越え最後の急登が待っている。
雪渓も残ってるぜー。



やることは昔と変わらない。



9:30 木曽駒ヶ岳2956m山頂
目標を大きく更新、3時間35分で登頂だ!
山頂は芋を洗うように人でごったがえしてます。
実は駒ヶ根からのロープーウェイがあり、すいすいっとこれるんですよ。
360°の大パノラマがお手軽(?)にあなたのもの!



西方向。御嶽山、乗鞍、穂高、槍ヶ岳が連なる。



東方向。尾根沿いに中岳、宝剣岳、さらに右に三ノ沢岳。
社の彼方には富士山もみえます。



時間も余ったので宝剣岳まで足をのばしてみます。
この山はなかなか強者で山というより岩の塊。
切れ立った鎖場もあり滑落したらまず無事にはいられないでしょう。



10:10 宝剣岳
山頂は細い岩が乗っかってる感じです。
スペースはマンホールの蓋ぐらいかな。
高所恐怖症の方はやめときましょう。



もち登りました。こーゆーのは勢いです。
ついでに5mm程ジャンプしてやりました。



んー絶景だ。いつまでも眺めてたいなー。
目下には大勢の人を吐き出すロープーウェイ。
富士山もくっきり!



人が多いので木曽前岳まで戻りランチタイム。
北海道から活躍してくれてる新人バーナーの沸君(フッ君)です。



ついでに牙岩も登ってみました。
近くでみると相当の迫力だ!




垂直に切れ立ってます。宝剣岳の比じゃないっす。



牙岩にこんなプレートが。山ねずみ?
ネットで検索するとすぐ見つかりますよ。
俺はこーゆーのはどうかと思うけど。




おっと、危ない。


15:25 下山
今回は懐かしさに浸れる登山だったし自分の成長も実感できた。
それともう一つ大きな(?)目的が。
百名山を目指して山を始めた俺ですが実は枷を設けてます。

1、日帰り登山
2、ロープーウェイの類いは乗らない

木曽駒ヶ岳はすでに登ったけど小屋泊まりだった。
だから再度登り直したんです。今回はそれが果たせました。
すべての百名山を日帰りというのは生半可な体力じゃ無理です。
自分の年齢を考えると焦る気持ちにもなります。
もともと俺の力量じゃなし得ないことなのかもしれない。
まぁそん時はそん時。やれるだけやってみます。

おっと今回のブログ野郎は長くなったなー。ではでは、バイナラ。

7/18 百名山27座目は恵那山。
中津川から神坂峠にある登山道へ向かう。


神坂峠は標高1500m程。
先には富士見台ルートがあり雲海もあいまって絶景がお出迎え!



6:35 富士見台登山道を出発。
恵那山はピークがわかりづらい姿だ。台形だね。
すぐ目前に聳える様に感じる。目測でも3km強といったとこか。



標高差も約600mなので楽勝かと思いきや終止尾根道で少ピークの連続。
嫌というほどのUp&Downにうんざり。累積標高はかなりのものだ。
途中の鳥越峠は出発点よりも標高が低い!やる気も失せます。



8:55 恵那山山頂2190m
360度のパノラマ!・・・は無く山頂は木々の中。
そう、恵那山に森林限界は無いのだ。ガックシ。
登山口の富士見台の方が景色いいってどーゆーこと?



下山後、我らの母校・上松技専のある上松町へ。
懐かしの「ロッキー」でカレーをいただく。うめーっす!
おばちゃんも元気そうでなによりです。俺のことも覚えててくれました。
うちらの代の学生は頻繁にロッキーに通ってくれたらしいけど最近の上技生はあまりこないらしい。おいしいのにね。みんなロッキーに集合だ!

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