扉の開いてる籠の鳥
はやいものでブログ野郎もちょうど1年。あとんす。
8/1 百名山30座目は笠ヶ岳
笠(ヶ岳)は県境に掛からない純粋な岐阜県の最高峰の山だ。
山頂は笠の形を成し他の山からもよく目立つ。
先週登った黒部五郎岳からもすぐ笠だと目についた。
5:20 中尾高原口 標高970m
さて、笠には日帰りできそうなコースはこの中尾高原口ルートと新穂高ロープーウェイ乗り場からの笠新道の2つがある。笠新道の方が標高差が少なく一般的だ。
折角なので健脚者むけの中尾高原口ルートからアタックします。
純粋な標高差1928mは自身初。登りコースタイム9:30。大丈夫か?汗
5:27 登山口
8月でももう辺りはけっこう明るい。
閑散としていてやはりこのルートを利用する人は少なそうだ。
下手したら今日は俺だけの可能性もある。気を引き締めていこう。
5:50 クリヤ谷
このルートは3回程徒渉しなければならない。
北海道の幌尻岳では膝上まで水に浸かった。あの雪解け水はヤバかったなー。
事前に登山指導センターに問い合わせたところ、石の上を渡っていく程度の水量とのこと。徒渉用の靴を持ってこなかったので助かりました。
徒渉を続けると迫力の岩塊・錫杖岳がみえてきた!
ロッククライミングで有名らしいがその絶壁ぶりは人を寄せ付けない風体だ。
どうやら普通に登山コースもあるらしい。実に興味深い。
6:45 クリヤ谷最終水場
小腹も減ったので小休止をいれる。
この少し前に単独登山客2人に出会った。鍛えられた足をしている。
やはり健脚者でないとこのコースはなかなか挑めないと思う。
水場を過ぎると勾配がきつくなりガスも濃く漂いはじめる。
熊笹が生い茂る道にズボンはぐっしょり、靴も湿りつつある。
こういうガスが掛かってて長丁場の山を登るときにはあと何キロだとか次の休憩のことは考えない方がいい。余計辛くなるだけ。楽しいことを考えて登ろう!
もうネタが無いほど考え尽くしたのなら無心で登るべし。
そう、無我の境地です。俺は最近その域に達しました。
しかし今回は「今日持ってきたタオルが昨日平湯の温泉で使ったタオルで、汗を拭くたびに強烈な硫黄臭が襲ってくる」ことばかり考えてました。
左から?、クルマユリ、タカネニガナ。
8:15 おそらく雷鳥岩付近
ここまでに下山客に数名出会う。
この辺りがガスが濃いだけで山頂は晴れていたとのこと。
値千金の朗報、ざわざわ。山の天気はすぐ変わる。休憩もほどほどに先を急ぎます!
ややもすると尾根道にとりつく。と同時にガスが晴れはじめる!
テンション上がるわ。さぁここからはガスと俺とのガチレース。
北海道では何度も痛い目にあったが、今回は緩めない。
笠ヶ岳山頂は目前だ。道はいつしか瓦礫帯と変わり歩きづらくなっている。
北西からは冷涼な風が吹き上げてきて心地よい。疲れも和らぐ。
9:07 笠ヶ岳山頂 2898m
雲海に浮かぶ槍をバックに一枚。やっぱ槍はかっちょいー!
所要時間3:47はコースタイムの4割を切る!なかなか出せる数字じゃない。
この調子なら百名山全日帰りも夢じゃなくなってきたぞ!
緩やかに続く尾根道の先には抜戸岳。帰りはこの新笠道を下ります。
奥穂高、そして中央には大キレット。
最近カメラのレンズに入ったの埃が目立つなー。折角の写真も残念だ。
クリヤ谷で出会った2方も到着。お疲れ様!
同じ難コースを登った人は親近感が湧きますよ。
10:40 下山開始
山頂直下には笠ヶ岳山荘があります。
入り口には残雪でキンキンに冷えた飲料類。素敵な山価格です。
誘惑に負けそうになるわ。んーがまんがまん。
また来るよ〜!
抜戸岳に寄り杓子平まで下る。ここは高山植物で彩られている。
途中おじさんに「茶碗の様な音鳴らしながら下るねー」と言われる。
普段から鈴を2つ備えてるので確かにうるさいかも。失礼しました。
そういえばそのすぐ前にも登山客に「雷鳥に会えましたか?」と聞かれた。
今思うと遠回しに鈴の音のことを注意してくれたのかな?
いやはや、もっと周りに気を配るべきでした。反省します。
左上からチングルマ、シナノキンバイ、ハクサンフウロ、シモツケソウ、オオバギボウシ。
13:10 新笠道登山口
こっからは車道。てくてく。
13:40 新穂高ロープーウェイ乗り場
車はまだ3km先。タクシー、バスは乗らずひたすら歩く。
14:10 中尾高原口に帰着。長いアルバイトだった〜。
帰り上宝村の青空市場でスイートトマトを購入。
疲れた&渇いた体に染み込む甘さ。おばちゃんの目の前で全部たいらげました。
8/1 百名山30座目は笠ヶ岳
笠(ヶ岳)は県境に掛からない純粋な岐阜県の最高峰の山だ。
山頂は笠の形を成し他の山からもよく目立つ。
先週登った黒部五郎岳からもすぐ笠だと目についた。
5:20 中尾高原口 標高970m
さて、笠には日帰りできそうなコースはこの中尾高原口ルートと新穂高ロープーウェイ乗り場からの笠新道の2つがある。笠新道の方が標高差が少なく一般的だ。
折角なので健脚者むけの中尾高原口ルートからアタックします。
純粋な標高差1928mは自身初。登りコースタイム9:30。大丈夫か?汗
5:27 登山口
8月でももう辺りはけっこう明るい。
閑散としていてやはりこのルートを利用する人は少なそうだ。
下手したら今日は俺だけの可能性もある。気を引き締めていこう。
5:50 クリヤ谷
このルートは3回程徒渉しなければならない。
北海道の幌尻岳では膝上まで水に浸かった。あの雪解け水はヤバかったなー。
事前に登山指導センターに問い合わせたところ、石の上を渡っていく程度の水量とのこと。徒渉用の靴を持ってこなかったので助かりました。
徒渉を続けると迫力の岩塊・錫杖岳がみえてきた!
ロッククライミングで有名らしいがその絶壁ぶりは人を寄せ付けない風体だ。
どうやら普通に登山コースもあるらしい。実に興味深い。
6:45 クリヤ谷最終水場
小腹も減ったので小休止をいれる。
この少し前に単独登山客2人に出会った。鍛えられた足をしている。
やはり健脚者でないとこのコースはなかなか挑めないと思う。
水場を過ぎると勾配がきつくなりガスも濃く漂いはじめる。
熊笹が生い茂る道にズボンはぐっしょり、靴も湿りつつある。
こういうガスが掛かってて長丁場の山を登るときにはあと何キロだとか次の休憩のことは考えない方がいい。余計辛くなるだけ。楽しいことを考えて登ろう!
もうネタが無いほど考え尽くしたのなら無心で登るべし。
そう、無我の境地です。俺は最近その域に達しました。
しかし今回は「今日持ってきたタオルが昨日平湯の温泉で使ったタオルで、汗を拭くたびに強烈な硫黄臭が襲ってくる」ことばかり考えてました。
左から?、クルマユリ、タカネニガナ。
8:15 おそらく雷鳥岩付近
ここまでに下山客に数名出会う。
この辺りがガスが濃いだけで山頂は晴れていたとのこと。
値千金の朗報、ざわざわ。山の天気はすぐ変わる。休憩もほどほどに先を急ぎます!
ややもすると尾根道にとりつく。と同時にガスが晴れはじめる!
テンション上がるわ。さぁここからはガスと俺とのガチレース。
北海道では何度も痛い目にあったが、今回は緩めない。
笠ヶ岳山頂は目前だ。道はいつしか瓦礫帯と変わり歩きづらくなっている。
北西からは冷涼な風が吹き上げてきて心地よい。疲れも和らぐ。
9:07 笠ヶ岳山頂 2898m
雲海に浮かぶ槍をバックに一枚。やっぱ槍はかっちょいー!
所要時間3:47はコースタイムの4割を切る!なかなか出せる数字じゃない。
この調子なら百名山全日帰りも夢じゃなくなってきたぞ!
緩やかに続く尾根道の先には抜戸岳。帰りはこの新笠道を下ります。
奥穂高、そして中央には大キレット。
最近カメラのレンズに入ったの埃が目立つなー。折角の写真も残念だ。
クリヤ谷で出会った2方も到着。お疲れ様!
同じ難コースを登った人は親近感が湧きますよ。
10:40 下山開始
山頂直下には笠ヶ岳山荘があります。
入り口には残雪でキンキンに冷えた飲料類。素敵な山価格です。
誘惑に負けそうになるわ。んーがまんがまん。
また来るよ〜!
抜戸岳に寄り杓子平まで下る。ここは高山植物で彩られている。
途中おじさんに「茶碗の様な音鳴らしながら下るねー」と言われる。
普段から鈴を2つ備えてるので確かにうるさいかも。失礼しました。
そういえばそのすぐ前にも登山客に「雷鳥に会えましたか?」と聞かれた。
今思うと遠回しに鈴の音のことを注意してくれたのかな?
いやはや、もっと周りに気を配るべきでした。反省します。
左上からチングルマ、シナノキンバイ、ハクサンフウロ、シモツケソウ、オオバギボウシ。
13:10 新笠道登山口
こっからは車道。てくてく。
13:40 新穂高ロープーウェイ乗り場
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14:10 中尾高原口に帰着。長いアルバイトだった〜。
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